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プルーベン社風力発電技術 |
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ブレード技術 |
![]() このヒンジは風が強くなるとプロペラを風に沿って傾斜させることができます。強風時には、プロペラは45°まで傾斜し、これによってプロペラの回転面積は50%小さくなります(暗色部)。プルーベン社の発電機が風速70m/sを超える風にも耐え得るのはまさにこの機能があるからです。さらに、プロペラの径の範囲で風速や風の向きに変化を生じるような条件下でも風車が損傷を受けることなく可動することができます。従来の固定式のプロペラの場合、このような条件下では負荷によりプロペラが破損する可能性があります。このため、設置条件が限られてきます。 さらにジービーディー・ヒンジは、プロペラのピッチ角度を調整しています。風が弱い場合にはピッチ角度は発電機を始動させ易い角度約4°になります。これによって風速2.5m/sという非常に弱い風でも発電を開始できます。風速10m/s程度でピッチ角度は最も効率良く発電できる角度2°になります。強風の場合、ピッチ角度はマイナスとなり、プロペラによりブレーキをかけられた状態になります。この機能によりプルーベン社の発電機は強風時でも暴走することはありません! これに対し固定式プロペラを持つ発電機では、強風時には負荷が無いと暴走して破損します。このため、強風時用の電気式ブレーキが必要となります。 |
風力発電によるエネルギー |
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グラフ左は、ウインドチャンネルで測定した3タイプのプルーベン発電機の出力を示しています。他の多くの風力発電機に比べて、特に10m/s以下の弱い風において威力を発揮します。一般に弱い風が吹くことが多いため、この特性は非常に重要です。 また、グラフから発電機の安全性を見ることができます。風速が15m/s以上になっても発電機の出力はそれ以上上昇していません。 |
グラフ右は、コンピユーターでシミュレーションした期待できる平均出力量を現しています。平均風速の決定には発電機の地理的条件が大きな要因になります。 「全国風況マップ」等を参考に各地域の風速についての情報を知ることはできますが、設置場所の地形によっては平均風速に大きな相違が生じています。設置場所での風の状況を詳しく調査することが重要です。 |
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![]() WT6000コントロール室 |
![]() (南アフリカ)村の電源として使用 |
マスト 標準のマストは補助ワイヤー等を必要としないため大幅にスペースを節約できます。マスト自体は亜鉛溶融メッキが施され、錆びに強くなっています。ジンポールとウインチが付属しており、非常時にはマストを降ろすことが可能です。マストの高さには5.5m、6.5m及び9mの3タイプがあります。オプションとして、WT600及びWT2500用の補助ワイヤー付きマストもあります。 |
![]() 風力/太陽電池のハイブリッドシステム |
タイプ |
WT600 |
WT2500 |
WT6000 |
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定格電力 |
600W |
2500W |
6000W |
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出力電圧 |
12/24/48 VAC |
24/48/120 VAC |
48/120/240 VAC |
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定格風速 |
10m/s |
12m/s |
11m/s |
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発電開始風速 |
2.5m/s |
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運転中止風速 |
該当無し(コーニング及びチップ角度調整) |
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限界風速 |
70m/s |
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ブレード数 |
3枚 |
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プロペラ径 |
2.6m |
3.5m |
5.5m |
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定格回転数 |
500rpm |
300rpm |
200rpm |
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発電機重量 |
70kg |
190kg |
390kg |
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標準マスト |
5.5m |
6.5m |
9m |
スコットランド農家自家発電用 |
無人駅での電灯用 |
地上(家庭用) |
建物の屋上 |
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