
回収補助装置は設計・製作・検証期間を経て、平成11年12月から実作業において効果を確認している。
現在までに回収補助装置を用いて25回の回収作業を実施しているが、回収装置本体
内残存ガスの放出量を概ね100[g]程度に削減することを確認した。回収補助装置によ
り残存ガス量の93%(理論回収量より若干低下)を再利用し、回収装置内残存ガスの
削減に大きな成果が見られた。また微量ではあるが、残りの放出ガスにも対策を実施
している。 |
(1) | GCB内部に残るガスには真空回収の終圧を0.015[MPa]から0.010[MPa]に見直すことによりガス放出量削減。 |
(2) | 測定に必要なガスは、ガス純度測定に使用したガスを検知管試験に再利用する。 |
(3) | ガス封入時にホースに残るガスは、高圧ガスボンベからの封入ルートが最短になるよう接続方法を改善し放出量を削減している。 |
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